オムロン ヘルスケア株式会社は、血圧計や体温計などの健康医療機器を中心に、家庭向け・医家向け両方の製品を展開するヘルスケア分野のリーディングカンパニーです。近年では、デバイスとクラウドを連携させた新たなサービスの開発にも注力されています。
本記事では、そんなオムロン ヘルスケアのサービス審査グループで活躍する南田邦治さんと村田努さんに、スパルタの生成AI研修に参加した背景や、その実務的な活用例、得られた気づきについて詳しくお話を伺いました。
属人化した品質チェック、整理しきれないドキュメント、専門知識を持つ人材に頼る限界……。そんな現場のリアルな課題に、生成AIはどう向き合えるのか?
現場目線での「生成AI活用の第一歩」を知るヒントとして、ぜひ最後までお読みください。
スパルタ:
まずはじめに、現在お二人がオムロンヘルスケアでどのような業務を担当されているのか教えていただけますか?
南田さん:
私たちは、クラウドやアプリと連携するサービスに関する品質審査を担当しています。具体的には、企画されたサービスが、設計・テストを経て市場にリリースできるレベルにあるかを企画・開発プロセスのマイルストーン毎に製品の品質を確認しています。
オムロンヘルスケアの南田邦治さんと村田努さん
スパルタ:
お二人が今回のスパルタの生成AI研修に参加された背景には、それぞれどんな問題意識や目的があったのでしょうか?また、どのような経緯でスパルタの研修を知り、受講を決められたのでしょうか?
南田さん:
スパルタの研修は、東京大学が主催する「ものづくり経営研究センター DXイノベーション分科会」を通じて紹介いただきました。ちょうど社内でも生成AIの活用をどう進めるかを議論していた時期でした。業務時間内で受講できることもあり、参加を決めました。 私たちの業務は、大半が人の経験とスキルに依存しています。誰かが抜けたら、そのメンバのノウハウが失われてしまうことになります。このままではいけないという危機感から、生成AIを活用してノウハウを品質確認に活かす方法を模索しようと考えていました。今回の研修は、生成AIをあらためて学び直すよい機会と捉え、参加することにしました。
村田さん:
私も当初は生成AIという言葉をなんとなく知っている程度でした。受講前に拝見したカリキュラムの中にPythonと連携した生成AIの活用というものがあり、何ができるのか興味がありました。独学では難しそうだったので、動画講義+講師のサポートがある形式なら分かり易いのでは?と思い、参加を決めました。
スパルタ: スパルタの研修では、毎週の進捗管理やリマインドメールなど、少し「スパルタ」な仕組みも導入していますが、受講中の印象はいかがでしたか?